「えっ、『ファッションショー』?」
「ええ、そうですよ」
お昼休み、俺は佐祐理さんと舞と3人で昼飯を食べていた。そんなとき恋と同じくらい唐突に佐祐理さんから出たその一言。
「実は私と舞でファッションショーやるんですよ。それで祐一さんに見ていただきたいと思って」
相変わらずみまみまと飯を食べている舞はほっといて、俺は佐祐理さんの言っているファッションショーというのに興味津々だった。
「ううむ、ファッションショーか…」
佐祐理さんや舞があんな姿やこんな姿…でへへ(妄想中)
いっいかん!ファッションショーなのにそんな姿するわけがないだろ!
俺は自分で自分につっこみを入れて正気にかえる。
「いいですよ、その日は暇だし」
「本当ですかー?良かったねー舞」
「みまみま」
俺がOKだと言うことを話すと佐祐理さんは太陽にも負けないくらいの明るい笑顔で喜んでくれる。
「じゃあ楽しみにしててくださいねー」
そして当日。俺は待ち合わせの佐祐理さんの家に来ていた。
「あははーいらっしゃいませー」
相変わらず明るい笑顔で出迎えてくれる佐祐理さん。その隣には舞の姿もあった。
「こんにちはっす。ところで…ファッションショーってどこでやるんですか?」
俺は疑問に思っていたことを聞いた。そう、俺は佐祐理さんからどこでファッションショーをやるかとかは聞いていなかったのだ。
「ああ、それなら私の家でですよ」
「い゛っ!そうなんですか!?」
さすがは金持ち、ファッションショーも家でやるのか…。
「こっちですー」
そういって佐祐理さんは俺をファッションショーの会場まで連れて行ってくれた。
そして俺は唖然とした。
「こっここって…(汗」
「佐祐理さんの部屋じゃん!」
ちなみに俺が何故佐祐理さんの部屋だと分かったかは秘密だ!(ぉ
「ふぇ?何を言っているんですか祐一さん」
「えっいや、だってファッションショーって…」
「…私と佐祐理のファッションショー…客は祐一だけ…」
「何だって!?(汗」
しっしまった、そう来るとは!?相沢祐一、一生の不覚!
「祐一さんはここで待っといてくださいねー」
そういって佐祐理さんと舞は部屋から出て行った。きっと着替えに行ったのだろう。
「…さて、何着てくるんだろうな…」
こうなってくるとあのとき考えた妄想も現実に近いものになるかもしれん。
俺は期待をしつつ二人が戻ってくるのを待った。そして、
「あははーまずは『紳士とお姫様』ですよー」
扉の外から佐祐理さんの声が聞こえてくる。紳士とお姫様か…となると舞が紳士で佐祐理さんがお姫様だな。うん、二人にピッタリだと思いながら見ていた扉の先には…
紳士の佐祐理さんとお姫様の舞の姿があった。

「あははーどうですかー?」
「あっ…いやあまりにも意外だったもんで…」
しかもどちらもよく似合っている。まさか逆でもこんなに素晴らしいものだったとは…相沢祐一、一生で二度目の不覚です!
「舞もかわいいし、佐祐理さんも似合ってますよ」
「あははー舞、かわいいだって。良かったねー」
佐祐理さんにそう言われた舞は顔を真っ赤にし、ぽかぽかと佐祐理さんを叩き始めた。佐祐理さんもキャーキャーと言いながら笑顔でそれを受けている。
「では続いていきますよー」
「えっまだあるの?」
俺この時点でかなり満足なんですが。これ以上いくと満足のし過ぎで満足死してしまいそうなくらいに。
「はい、楽しんでいってください」
そういってまた佐祐理さんと舞は引っ込んでいった。
それからは『ドレス』やら『水着』やら『看護婦さん』やら『巫女さん』やら…はっきりいって俺の妄想していた以上の(特に後半)ファッションショーを見せてくれた。そして俺の限界地点ギリギリでファッションショーは終わりを告げた。
「いや〜良かったです。いい目の保養になりました」
本当に満足でした。もうこれ以上は無理ですというくらい。
「…もう一つある」
舞が俺にそう告げる。
「えっ?もう一つ」
「はい、そうですよ」
佐祐理さんがそういうと、二人は服を脱ぎ始めた。…俺の見ている前で。
「…って何服脱いでるんですか!?」
「ふぇ?ファッションショーの最後は私たちそのものの『美』ですよ」
「それに…祐一に全てを見てもらいたかったから…(ポッ」
〜祐一の心の中の状況〜
『たっ隊長!舞の一言が限界地点を突破してきました!』
『なっ何!?あの『ベル○ンの壁』とまで言われたあの地点が!?』
『しかももうこっちまで…うわぁあああ!!』
『お母さぁーん!!!』
すっすまん俺の中の隊長と隊員一名。俺はもう我慢の限界でした!
「相沢祐一!突貫します!」
そういって俺は服を脱いでいる二人に飛び掛った!
「きゃっ♪」
「…祐一のケダモノ…♪」
その日の最後のファッションは白い模様を散りばめたようになってました(爆)。