「犯人を……貴方です!」

 そういって翡翠が指をぐるぐると回しながら指差す人物、それは……










 ボウリング場の受付の人だった。

「くっ!」

 受付の人は目をそらすものの翡翠は素早くそらしたほうに移動し洗脳する。
……目隠せば早いのに。

「ふふふ……ばれたら仕方ありませんねー」

 観念したのか受付の人はそう言うと服をぐっとにぎる。
 ちなみに俺はその声に聞き覚えがあった。裏のありそうな笑い声、それは……

「琥珀さん!!」





「違うアル。ミスター陳アルよ〜」

 バッと脱いだとき、そこにはチャイナ服姿の琥珀さんの姿があった。









「……琥珀さんじゃん!」
「チッチッチ、あんなとっても美しくて賢い女の人と一緒にしないアルね」

 いや、バレバレだし(汗

「また会いましょうアルねー!」

 そういうと琥珀さんはどこからともなく降りてきた縄はしごを上ってどこかに行ってしまった。





 戦いの後というものはいつもむなしいものだ。
 このボウリング場も後に残ったのは天井に開いた穴と黒こげの死体(復活予定)一体とダブルノックアウトをした二人が倒れているだけだった。

「翡翠……でもなんで琥珀さんが受付の人に化けていると分かったんだ?」

 最後に残った疑問を尋ねる。すると翡翠は、

「簡単な事です。あんだけおかしな騒ぎを起こしといて全く反応しない受付の人なんて変です」

……ああ、そういやあんだけ騒ぎ起こしといて全く受付の人出てこなかったものな。

「これで事件は解決です」

 こうして翡翠はまたミスター陳からの謎解きに打ち勝った。
 しかし、次の挑戦がいつ来るか分からない。
 ミスター陳を捕まえるまで、頑張れ我らが洗脳探偵翡翠――。














「お話が変わってるー!!?(ガビーン)」





あとがき
今回は9,5話と、ある意味外伝ぽかったのでちょっと話の雰囲気を変えてみましたw